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十字柄のスカート2013/09/12

秋らしいえんじ色の着物からスカートとショールを作りました。

十字柄のきものから

深い赤系の色には、惹かれる私です。
それに十字柄とくれば、迷わずマイスカートとなりました。
硬めの紬、大島紬かもしれませんが、細めの糸でしっかり織られた織物です。
ローウエストではくタイプのロングスカートと残りで半袖丈ですがチューブ型のショールを作りました。




着物からたくさんの服を作ってきましたが、古いものにはとても十字柄のものが多く、それも染めより織りで表現されたものが多いです。

とても不思議に思いましたが、渡来人の歴史を調べてなんとなくわかった気がしました。
3世紀ごろに日本に渡来してきた秦氏が、土木技術はじめ、さまざまな技術を日本に持ち込んでいますが、その中に養蚕や織物の技術もありました。
はた織りと言うのは、秦氏の名前からついたのではないかとも考えられています。

そしてこの秦氏のルーツは、ユダヤ民族で景教徒(キリスト教の一派)であったらしいです。

そうなると、十字柄の織り物を日本に持ち込んだのは、秦氏ではないかとの想像も膨らむわけです。(^^)
興味深いですね。


大島紬のスーツ2013/09/03

華やかな大柄の大島紬です。
お客様のお手持ちのきものからのオーダーでした。

ウイングカラーのロングジャケットとスカートです。
脇ポケットの布もはぎ合わせないと取れないくらい、無駄のない裁断でした。ここまで使うと生地も喜んでいるでしょう(^^)
大島紬のスーツ

襟を折り返したところです。
裏の無い一重のジャケットです。

スカートは、セミタイトで播きスカート風ですが中でつながっています。
裏付き。


参考仕立て代
ジャケット 20,000
スカート 20,000
解き洗い 1,500
ボタン代 1,500

羽織から膝丈のスカート2013/01/15

お手持ちの羽織から膝丈のスカートをオーダーいただきました。一箇所だけ絞りの柄が入った羽織でした。


地紋が美しいですね。金糸も程よく入って上品な生地です。

ウエストは、少しダーツをとり、広幅のゴムを入れたベルトになっています。後ろファスナーあきです。
インサイドベルトでも仕上げられますが、きもの生地は擦れに弱いので、硬いインサイドベルトだとすぐに生地がこすれてダメになってしまいますので、このようなゴム仕様をお勧めしています。
裏も、共生地で作りましたので、たっぷりと重みのある良いスカートができました。

矢羽根柄の柔らかちりめん2012/10/03

紫に水色の粋な配色の矢羽根柄。
大好きな色柄です。
チューブ型のショールというかポンチョと膝丈のスカートをつくりました。

このショールは昨年からたくさん作って好評でした。
私も愛用しています。
写真のように着たり、膝かけにしたり、首に巻いてマフラーのようにもなります。かさばらないのでバッグにも入りやすいです。

この秋もいくつか作る予定です。5000円です。(^^)

セーターやロングブーツを合わせてカジュアルに着るのがおしゃれです。



紗綾織りの羽織から2012/10/03

紗綾形の地紋織り、その上に刺繍で牡丹の柄が縫いとられたとても凝った羽織りでした。
たっぷりとした重みのある上質な生地。
シンプルなジャケットを作りました。


フリルのタイをあしらうと華やかな雰囲気になります。
黒無地のちりめんです。

写真は9号サイズ。裁断を工夫してもう1着7号サイズもとれました。